２０２１年８月に念願の自分の会社とサロンを立ち上げました。今の自分のベースを作ってくださったアポロ美容理容専門学校の先生方には感謝の気持ちでいっぱいです。
中学・高校とアポログループのシエルビック昭島店で髪を切ってもらっていました。受付のお姉さんから美容・理容のスタッフさん全員がいつ行っても明るく出迎えてくれて、本当に可愛がってもらっていました。髪を切りに行くというよりは、元気をもらいに行くという感覚に近く、大好きな場所でした。今思い返してみれば、あの時に美容師・理容師さんたちの髪を切る以外に与えてくれる付加価値を知った気がします。
その中で毎回担当してくださったいた美容師さんに憧れるようになりました。「私もあなたのようになりたい！どうやったらなれるの？！」と聞いたところ、紹介されたのがアポロ美容理容専門学校でした。
憧れていた方は美容師さんだったので、願書は美容科で提出しました。受理してくださった方が理容科の担任の先生で、そこで「理容科に入らないか？」と勧められました。昭島シエルで髪を切ってもらっている時、美容のブースと理容のブースは仕切られていて、男女で分かれているのかなくらいの感覚だったので、当時は美容と理容の区別もよく分かってませんでした。なのでその場で理容科に願書を書き直し、軽い気持ちで理容科に入学することなりました。
入ってみると１年生の理容科の生徒はたったの２人！最初は「騙された」と思いましたね 笑
美容科がヘアアップなどの華やかな授業をしている横で、触ったことのない男性の髭を剃るシェービングの授業は地味に感じて文句ばかり言っていました。最初は本当に慣れず全然上達しませんでしたね。同級生は床屋さんの娘さんということもあり飲み込みが早く器用で、私は焦ったりイヤになったりしてすぐほっぽり出してました。かなり問題児だったと思います。
理容科は当時２年生の先輩を入れても４人。理容科の担任の先生は文句ばかりの飽きっぽい私のことも見捨てずに、どこまでも面倒を見てくださいましたね。こんなことを大勢の中でやってたらすぐ見放されてしまと思うのですが、自分がやれるまで・出来るようになるまでとことん練習に付き合ってくれました。最初の”できない”から”出来るようになる”まで全部一緒に共有できて、最後は一緒に喜べる。少人数制ならではの特権だったと思います。
また自分は積極的なように見えて、引っ込み思案なところがあります。生徒が大勢いる中で意識の高い人たちがたくさんいたりして、先生に質問攻めしていたり独占していると「自分はあとでいいや・・・」とちょっと一歩引いてしまうんです。そうすると疑問がずっと解決しなかったり、技術に自身がないまま授業が進んでしまいます。不安になりますよね。
アポロではもちろんそういうことが一切ありませんでした。人数が少ないからこそ先生達が生徒のことをしっかり見てくれているので、ちょっと浮かない顔をしていると「ここが分からないの？」と声をかけてくれたり。技術の上達を早めてくれたのもこういう細かなサポートのおかげだったと思います。
あととても思い出深いのがサロン実習です。アポロ美容理容専門学校はサロンから発祥した専門学校なので系列のサロンがたくさんあります。そこに実際勉強に行かせてもらえる機会がたくさんあります。
そこではバリバリ働く、たくさんのかっこいい先輩達に出会えました。タオルたたみや掃除だけではなく、接客やおもてなしの基礎や仕事をする上での心構えなどしっかり教えて頂きました。私はこの時教えてもらった事のメモ書きやレポート帳などを未だに持っていて、今の自分を振り返りたい時や原点に返りたい時見るようにしています。この時よく面倒見てくれた先輩達とは今でも付き合いがあり、アドバイスをもらったり悩みを聞いてもらったりしています。たかがサロン実習。されどサロン実習。あの時はこんなに長い付き合いになるとは思ってもいませんでした。
アポロを卒業して１０年。自分のお店をオープンすることになり、店名には学生時代あれほど嫌っていたシェービングの名前を入れました。それほどシェービングが好きに、理容が好きになっていました。
なんとなくから始まったわたしの理容人生。これからもずっと夢は広がり続いていきます。
ぜひアポロで明るい未来を。素敵な人生の選択を、一生の仲間と共に。
